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近鉄エクスプレス/3月期の売上高26.4%増、営業利益59.7%増

2011年05月11日/決算

近鉄エクスプレスが5月11日に発表した2011年3月期決算によると、売上高2676億8800万円(前年同期比26.4%増)、営業利益118億9800万円(59.7%増)、経常利益128億3100万円(59.7%増)、当期利益9億5800万円となった。

日本での航空輸出貨物は、期前半はアジア向けの液晶関連品を中心とした電子部品や半導体製造装置の好調な出荷が継続した。8月以降は在庫調整により荷動きが減速したが、取扱重量は前期比12.9%増となった。航空輸入貨物は、家電エコポイント効果により薄型テレビ等で物量が増加したが、通信機器関連で取扱いが大きく減少し、取扱件数は前期比1.6%減となった。

海上輸出貨物では、化学品の取扱いや設備輸送等が堅調に推移し、輸出容積は前期比11.2%増。海上輸入貨物では、エレクトロニクス関連品や雑貨等が増加し、取扱件数は前期比18.8%増となった。

この結果、国内関係会社を含めた日本全体の売上高は1127億2500万円(前期比18.3%増)、営業利益は2,918百万円(同79.1%増)となった。 なお、羽田空港国際化への対応のため、2010年10月、同空港内に倉庫および通関拠点を開設した。

米州での航空輸出貨物は、半導体・液晶を中心としたエレクトロニクス関連品の輸送取扱いが大幅に増加。取扱重量は前期比32.1%増となった。航空輸入貨物も、デジタル家電関連品等が増加し、取扱件数で前期比22.3%増だった。

海上貨物は、輸出容積で前期比12.6%増、輸入件数で15.5%増となった。

この結果、米州全体の営業収入は328億5500万円(前期比26.1%増)、営業利益は23億2700万円(同112.1%増)だった。なお、ロジスティクス事業拡大のため、2010年7月、トロント近郊に倉庫を開設した。

来期の業績予想は、売上高2870億円(7.2%増)、営業利益130億円(9.3%増)、経常利益130億円(1.3%増)、当期利益80億円(1.5%増)を見込んでいる。

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