日立物流との取り組みについては、「まずはシナジーの構築からはじめ、その効果を2~3年かけて確認する。それからが統合も含めた次のステップになる」(町田公志社長)。
両社での取り組みは、「日立物流の物流センターへのスマート納品の展開」、「佐川急便・日立物流共同物流センターの構築」、「タイ・ベトナムにおける協業」など5項目を挙げている。
「タイ・ベトナムにおける協業」では、互いの強みによる事業補完を目指し、タイに強い日立物流とベトナムに強いSGHDのノウハウを活用した「クロスボーダー輸送での相互連携」、「3PL+デリバリー」などで事業拡大を図る、としている。
日立物流の物流センターへのスマート納品の展開は、佐川急便スマート納品と日立物流3PLの融合を通じて、お客様のサプライチェーンの最適化を提案とスマート納品の特性を活かし、物流センターにおける入庫業務を効率化する。
佐川急便・日立物流共同物流センターの構築は、ECプラットフォームセンターの構築で、佐川急便・日立物流が共同で、複数のお客のEC物流センターをプラットフォーム化し、より効率的なサービスを提供する。