KICホールディングスは3月25日、東京都あきる野市に「KICあきる野ディストリビューションセンター」を開発すると発表した。
3月25日付で、KICあきる野特定目的会社を通じて物流施設開発用地1万5000m2を取得した。同用地は中央自動車道「八王子IC」から4.6km、圏央道「あきる野IC」3.8km、国道16号線「武蔵野橋南交差点」から1.5km、JR・西武鉄道「拝島駅」から1.7kmの立地で、用途地域は準工業地域。
建設する施設は地上4階建て延床面積2万6000m2を計画しており、11月の着工、2023年12月末の竣工を予定している。
また、同施設では太陽光発電事業等を手がけるスマートソーラーとの協業により、同施設に設置した太陽光発電設備で発電した電力をテナント企業に供給する「HES(Hybrid Electric Supply:複合型電力供給システム)」を導入する。
HESはPPA(電力購入契約)によるオンサイト型の太陽光発電に蓄電池を組み合わせたシステムで、発電した電力をテナント企業に供給するとともに、余剰電力を蓄電し、夜間や停電時等に使用できるようにする。
テナント企業は地産地消によるグリーン電力を使用することでSDGs経営を推進できるほか、従来よりも安価な電力を使用できるようになり、BCP(事業継続計画)対策を強化することもできる。
KICホールディングスは脱炭素社会実現に向けて、今後もHESを導入した施設開発を進めていくとしている。
■KICあきる野ディストリビューションセンター計画概要
建設地:東京都あきる野市小川東1-1-7
敷地面積:1万4706.26m2
用途地域:準工業地域
着工:2022年11月(予定)
竣工:2023年12月末(予定)
建物構造:鉄骨造
階数:地上4階
延床面積:2万5804.71m2
アセットマネージャー:KICアセット・マネジメント
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