帝国データバンクは4月8日、全国企業倒産集計の2025年度報(2025年4月~2026年3月)を発表した。
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2025年度報によると、倒産件数は1万425件。前年度は1万70件で3.5%増となっており、4年連続で前年度を上回ったほか、2年連続で年度1万件を超えた。
業種別にみると、「運輸・通信業」の倒産件数は2024年度が458件、2025年度は457件となり微減となった一方で、3年連続で400件を上回る結果だった。全業種での「運輸・通信業」の構成比では、2024年度が4.5%、2025年度が4.4%とわずかに減少している。
7業種中5業種で前年度を上回っており、倒産件数が最も多かった「サービス業」は2677件(前年度比39件、1.5%増)となっていた。また、その次に多かった「小売業」は2233件(124件、5.9%増)となった。なお、サービス業、小売業は共に2000年度以降で最多を更新した。
倒産主因別では、「販売不振」が8478件(217件、2.6%増)で最多となり、2年連続で8000件を超えた。「売掛金回収難」、「業界不振」等を含めた「不況型倒産」の合計は8608件(219件、2.6%増)と4年連続で前年度を上回り、全体の82.5%(0.8ポイント減)を占めた。
また、「人手不足倒産」は、441件(91件、26.0%増)判明した。年度としては初の400件超えとなり、過去最多を大幅に更新した。業種別では、「サービス業」(114件)が最も多く、「建設業」(112件)、「運輸・通信業」(69件)が続いた。「従業員10人未満」の小規模企業が333件と、全体の約75%を占めた。
なお、2025年度の企業倒産は1万425件で、2024年度の1万710件に続き、2年連続で1万件を超えた。小規模倒産が大半を占め、物価高や人件費高騰、金利負担増加といったコスト分を販売価格に転嫁できず、資金繰りが悪化した中小企業の倒産が目立った形だ。1億円未満の倒産が76.5%を占めたことにより、負債総額は1兆5537億8100万円で、2年連続で前年度(2兆2525億7200万円)を下回った。
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