古野電気は4月15日、参画している無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」において、4隻の実証船が商業運航を開始したと発表した。
MEGURI2040は、無人運航船の実現と人や物資の安定的な輸送を目指し、日本財団が2020年から推進しているプロジェクト。少子高齢化による船員不足やヒューマンエラーに起因する事故など、海事業界が抱える喫緊の課題解決に取り組んでいる。
同社はプロジェクトへの参画企業とともにコンソーシアムを構築し、新造内航コンテナ船「げんぶ」、既存RORO船「第二ほくれん丸」など4隻で、自動運航計画・制御システムおよびフリート支援システムの開発に取り組んできた。
同プロジェクト第2ステージにおいて、4隻の実証船はすべて国土交通省の船舶検査に自動運航船として合格。
このうち「げんぶ」は、イコーズが管理し、鈴与海運が運航する全長約134m・700TEU型の内航コンテナ船で、神戸から大阪、名古屋、清水、横浜を経由した東京までの航路でコンテナ貨物輸送に従事している。無人運航に必要な機能をすべて搭載し、フラッグシップ船として設計・建造されている。
また第二ほくれん丸は、川崎近海汽船が運航する全長約173m・総トン数1万1413トンの内航RORO船。北海道釧路港から茨城県日立港まで、北海道の生乳を中心とした農産物などの輸送に従事している。
これらの自動運航船は船上システムに加え、陸上支援センターからの監視・支援により安全で効率的な運航を支える。
古野電気/一般貨物搭載の自動運転で世界初の商用運航、内航コンテナ船で実施
