DHLグループは4月20日、International Airlines Group(IAG)傘下の航空貨物部門であるIAGカーゴと持続可能な航空燃料(SAF)協力体制を大幅に強化すると発表した。
DHL Expressは、年間約4000万リットルのニートSAF相当の排出削減クレジットを受領する。既存契約分と合わせたライフサイクル温室効果ガス(GHG)排出削減量は、CO2換算で64万トンに達する見込み。これにより、IAGカーゴのネットワーク内でDHL Express貨物輸送に帰属する燃料使用量のほぼ全量をカバーできるという。
今回使用するSAFは国際持続可能性カーボン認証(ISCC)を取得しており、廃食用油などを原料とし、代替する化石燃料と比較してライフサイクルベースで約90%のGHG排出削減を実現する。
また、DHL Global Forwarding(DGF)とIAGカーゴ間でも別途の枠組み合意を締結。この合意により、DHLグループ全体のSAF調達量が拡大し、DGF分を含めたグループ全体でのライフサイクルGHG削減量は100万トン超に達する見込みだ。事業部門を横断したこのアプローチにより、顧客からの輸送関連排出量削減ニーズに応える持続可能な物流サービス市場基盤の強化につながる。
DHL ExpressのTravis Cobb ネットワークオペレーション&アビエーション担当エグゼクティブバイスプレジデントは「本気でSAFに取り組む2社が力を合わせれば、これだけのことができると、この契約が証明になった。主要路線のGHG排出削減を大きく前進させると同時に、業界を越えた連携が実質的な脱炭素の成果を生み出せることを示している」と述べた。
DHL ExpressとキャセイG/アジアでのSAF活用拡大へ新契約
