日清オイリオグループは4月22日、家庭用、業務用および加工用食用油の価格改定を、2026年6月1日納入分より実施すると発表した。
食用油を取り巻くコスト環境は、世界的な人口増加やバイオ燃料需要の高まりに伴う油脂需要の増加に加え、製造にかかわるエネルギー費や物流費、包材・資材費、人手不足の深刻化など、サプライチェーン全体でコスト上昇が続いている。
これに加え、3月末に米国環境保護庁(EPA)より、2026年・2027年のバイオ燃料混合義務量を2025年比で約6割増とする方針が示されたことで、植物油需要の高まりを招き、油脂コストの上昇が一段と加速する見込みだ。
さらには、中東情勢の影響が国際的な植物油価格高騰に拍車をかけており、オイルバリューは異常値と言える水準まで上昇。また、原油高を起点として、エネルギー費、原材料費、物流費、包装資材費など、足元で急激なコスト上昇が顕在化している。
同社は社会コストのさらなる上昇も見込まれるなかで、現在の価格水準ではコスト上昇分を吸収することが困難であるとして、改めて今回の価格改定を実施することにしたという。
なお今回の価格改定は、現時点でのコスト環境に基づくものであり、今後も原料や物流・副資材等のコスト動向によって、改めて価格改定が示される可能性もあるとしている。
■価格改定の内容
| 対象商品 | 価格改定率 |
| 家庭用食用油 | 11%~15% |
| 業務用食用油 加工用食用油バルク |
17%~21% |
日清オイリオグループ/食用油を最大14%値上げ、物流費高騰も要因