建材メーカーの銘建工業(本社:岡山県真庭市)は5月13日、従来のトラック・トレーラー輸送に加え、JR貨物を活用した鉄道輸送を導入し、5月から本格稼働させたと発表した。
住まいづくりを支える資材供給において、燃料価格の高騰やトラックドライバー不足といった物流環境の変化が課題となっていることから、安定供給と環境配慮を両立させようと、モーダルシフトに取り組む。
具体的には、関東方面のプレカット工場向けの資材を対象に、今年3月にトライアル輸送を実施。輸送品質やスケジュール面での検証を行ったうえで、5月から本格稼働に移行した。
現場との細かな調整や柔軟な対応を担う場面ではトラック輸送が主流だが、長距離輸送や大量輸送の領域では鉄道輸送を活用することにした。
長距離輸送の幹線部分を鉄道が担うことで、トラックは集配や現場対応といった役割に集中でき、輸送全体の安定性を確保しやすくなると見込む。CO2排出量削減も目指す。
JR貨物におけるラウンド輸送(復路の空荷削減)にもつながるとし、自社の利便性のみならず、サプライチェーン全体の最適化も意識したという。
銘建工業は「あるものを使い切る」「新しい価値を提案する」という理念を掲げており、トラック輸送と鉄道輸送の役割分担によるモーダルシフトについても、物流の安定性、住まいづくりの現場を支える供給責任、環境負荷の低減を同時に達成するための方針だとしている。

