ソフトウェアの開発等を手がけるムクイルは5月18日、外国人スタッフとの会話を、作業を止めることなく行える「翻訳グラス」を提供開始した。音声操作に対応しており、製造・物流・建設現場などにおいて、両手を使う作業中でもスムーズなコミュニケーションを実現する。
従来の翻訳アプリでは、スマートフォンを取り出して操作する必要があり、そのたびに作業が中断していた。同サービスでは、音声だけで起動・翻訳が可能なため、現場の作業リズムを崩さず自然な会話ができる点が特徴だ。
背景には、製造業や物流業界で進む外国人スタッフの増加がある。多国籍化が進む一方で、現場では「作業指示が正確に伝わらない」「安全教育に時間がかかる」「確認漏れやミスにつながる」といったコミュニケーション課題が顕在化している。
特にスピードや正確性が求められる製造・物流現場では、翻訳のために都度作業を止めることが生産性低下につながるケースも多く、伝達ミスが誤出荷や在庫ロスとなるリスクもある。
翻訳グラスは、こうした課題を解決するために開発された現場特化型ソリューション。スマートグラスという形状を最大限生かし、相手の発話をリアルタイムで翻訳し、視野内にテキスト表示することで、作業を止めず、安全性と確保しながら、「言葉の壁」を越えられるという。
また表示は作業者の視野を妨げない設計を採用。周囲の安全確認を維持しながら情報を確認できるため、「画面を見るために立ち止まる」必要がない。
さらに「ピッキング」「段取り替え」「不良品フラグ」など、製造・物流現場特有の専門用語にも対応。新人教育や安全指導、日常の作業指示など、現場の幅広いコミュニケーションを支援する。
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