CBREは5月21日、国内物流施設(大型マルチテナント型物流施設)の市場動向をまとめたレポート「ロジスティクスマーケットビュー2026年第1四半期」を発表した。
それによると、今期(Q1)の首都圏大型マルチテナント型物流施設(LMT)の空室率は9.2%、対前期比0.6ポイント低下した。新規供給8棟の竣工時稼働率は4割弱で、既存物件での大型成約などで新規需要は過去5年平均を大幅に上回った。実質賃料は全体では4530円/坪、対前期比0.9%上昇。東京ベイエリアの4.3%増を筆頭に、4エリアすべてで賃料が上昇した。
近畿圏LMTの空室率は2.2%で、対前期比1.3ポイント上昇した。新規供給3棟はすべて満床で竣工。今期の新規需要10.8万坪は四半期ベースで過去3番目の高水準となった。実質賃料は4350円/坪、対前期比1.2%上昇となった。好立地の物件では賃料の上昇圧力が強まっている。
中部圏LMTの空室率は16.8%で、対前期比1.3ポイント上昇した。新規供給2棟はいずれも空室を残した竣工だったが、空室消化が進んだ既存物件が複数みられた。実質賃料は3740円/坪、対前期比0.3%上昇した。
福岡圏LMTの空室率は8.3%、対前期比2.7ポイント上昇した。新規供給1棟は空室を残して竣工したが、既存物件では前期発生した空室が満床となった。実質賃料は3570円/坪、対前期比横ばいだった。
