矢野経済研究所は5月25日、トラック分野における物流テック市場に関する調査結果を公表した。それによると、2025年度のバース予約/受付システムの導入拠点数ベースの市場規模は、前年度比152%の6300拠点となっている。
改正物流効率化法の施行を受け、トラック輸配送の可視化・分析による改善が進んでいるようだ。
矢野経済研究所は、バース予約/受付システム市場は今後も増加傾向で推移し、2028年度には1万1500拠点に達すると予測している。
背景には、ドライバーの負荷軽減・荷待ち時間の解消を目的とした新規導入の増加に加え、既にシステムを導入している大手事業者が自社内の他拠点へ展開するケースの増加がある。
さらに、改正物流効率化法を見据えた荷待ち時間・荷役時間の把握を目的とした荷主企業の新規導入も好調に推移し、導入拠点数の拡大につながっていると分析。
これまでは主に着荷主側で導入が先行してきたが、今後は発荷主側への展開が本格化する見通しだという。全国に複数拠点を持つ大手荷主を中心に自社内の他拠点への導入が加速するほか、義務化対象外ではあるものの、中堅・中小規模の荷主においても、取引先からの要請や業界標準化の流れを受けて導入が広がると見込んでいる。
矢野経済研究所/2024年度の低温物流市場規模は3.9%増、需要増は続く見込み
