クラシエ子会社で漢方薬の製造・販売などを手掛けるクラシエ薬品は5月25日、全国の30~60代の働く世代男女400人を対象に実施した熱中症対策に関する実態調査結果を公表した。
2025年6月に、労働安全衛生法に基づく熱中症対策の義務化が施行され、今年で1年を迎える。同調査は工場や配送・ドライバー、倉庫・物流センター等の従業員などを対象に実施したもの。
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調査結果によると、法律で職場に熱中症対策を義務化されたことについて、「理解している」「聞いたことがある」と回答した人は合計で62.8%に上った。
実践している熱中症対策については(複数回答可)、「こまめな水分補給」(71.0%)が最も多く、「塩分・ミネラルの補給」(43.5%)が続き、全体の85.2%が何かしらの対策を行っていることが分かった。
職場で実施している熱中症対策の満足度については、全体に高い結果となったが、一方で、「睡眠や食事など普段の体調管理」や「空調の調整」については、満足していない人が一定数いることも明らかとなった。
また自由回答では、屋外や高温環境で身体を動かす仕事ならではの環境による制約を指摘する声も見られたという。
こうした結果から、同社は「基本的な対策は実施されているものの、酷暑による対策の限界や現場環境による制約、さらには猛暑による体調管理の難しさといった課題があることがうかがえた」と分析。「対策は広がるも、記録的猛暑により今の対策だけでは不十分な可能性がある」と注意を促している。
厚生労働省によると、2025年の職場における熱中症による死傷者数は前年比で約4割増加しており、対策の重要性は一層高まっている。
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