西日本旅客鉄道(JR西日本)と佐川急便は5月27日、「顧客体験価値の共創」に関する連携協定を締結した。
両社は協定を「モビリティとロジスティクスの共創エコシステム」と位置づけ、お互いの強みを生かすことで顧客体験価値の向上、交流人口の拡大に取り組む。
日本の人口が減少していく中、インバウンドの地方への誘客が重要との認識で、地方を訪れやすくする運送サービスを戦略的に提供。地域経済の活性化も目指す。
具体的には、2030年代を目途に、共創プラットフォームを通じたシームレスな予約を実現する。JR西日本の鉄道予約システムと、佐川急便の物流配送システムを連携。移動に関連したサービスと共に、両社のモビリティ・ロジスティクスサービス提供を目指す。
また2028年を目途に、佐川急便の物流オペレーションシステムとの連携を通じ、JR西日本グループが提供する荷物に関するサービスの統合による効率化と利便性向上につなげる。
近年、インバウンド旅客の間で西日本エリアの人気は高い半面、鉄道での観光では手荷物の持ち運びマナーが問題となったり、手荷物があるために観光地の選択が制約されたりする課題がある。
そこで、新幹線による高速な広域配送と、物流トラックによるきめ細やかな地域内配送を組み合わせた手荷物配送サービスの提供を目指す。
旅行前に人の移動と荷物の配送をセットで予約・決済できるようにし、駅や空港、ホテルで預けた荷物は目的地の駅やホテルで当日に受け取れるようにする。
さっそく6月から、京都・大阪~広島・博多間で、手荷物即日配送サービスの実証実験をJR西日本とジェイアール西日本マルニックス、佐川急便の3社で実施する。
日本通運ほか/水素供給網モデル構築に向けた共同調査・実証で基本合意書


