野村不動産は6月4日、フィリピンの大手デベロッパーFederal Landと設立した合弁会社Federal Land NRE Global(FNG)が、フィリピン・カビテ州で開発を進める大規模タウンシップ「カビテプロジェクト」において、日本国外初となる物流施設を竣工したと発表した。
同施設は、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングのフィリピン法人(所在地:マニラ首都圏)と連携し整備した大型物流拠点で、東南アジアにおける同社最大規模の物流施設となる。

竣工セレモニーの様子 写真左から、平野雄祐氏(FNG副会長)、横田尚文氏(在フィリピン日本国大使館 経済担当公使)、アルフレッド・ティ氏(FNG会長)、ルイス・「ジョンジョン」・フェレール氏(カビテ州ジェネラル・トリアス市長)、ジェラルディン・シア氏(ユニクロ・フィリピン COO)、アントニオ・「オニー」・フェレール氏(下院議員)、トーマス・ミラソル氏(FNG社長)
開発地であるカビテ州は、マニラ首都圏に隣接しており近年、物流・投資拠点として注目されている。
施設には空調設備やカフェテリア、休憩室、緑地を整備し、作業者の快適性や安全性に配慮した環境を構築した。加えて、太陽光発電や高効率空調設備を導入し、環境負荷の低減を実現。指紋認証による入退場管理や非常用発電機も備え、BCP対応と物流オペレーションの安定化の両立を図っている。
FNGは、カビテ州イムス市およびジェネラル・トリアス市で推進される全体敷地面積約600haの「カビテプロジェクト」に2022年から参画し、合計約230haの土地を取得。30年超にわたる大型タウンシップ開発を推進している。
今回の物流施設は、プロジェクトの中核エリア「リバーパーク・ノース」に位置する。同エリアでは物流施設に加え、住宅、商業、教育機能を備えた複合的な街づくりが進められている。
今後は住宅開発のほか、大型商業施設「SMシティ・ジェネラルトリアス」の開業や、アテネオ・デ・マニラ大学の新キャンパスの誘致等も計画されており、物流機能を含む新たな都市形成が進展する見通しだ。
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