豊田通商は6月9日、ラオスで車両組立(KD)事業を行う新会社「Toyota Tsusho Manufacturing Laos Co., Ltd.(TTML)」を設立したと発表した。ラオス国内市場向けにトヨタ車の組立・供給を行う生産拠点として、2028年4月の生産開始を予定している。
同社は2018年にトヨタ自動車からラオスでの販売業務を引き継ぎ、正規代理店として販売・サービス体制の強化を進めてきた。
ラオスでは人口増加やモータリゼーションの進展を背景に、新車需要の拡大が続く一方、完成車輸入を前提とした従来の供給体制では、価格競争力や供給の安定性が課題となっていた。TTMLは、輸入した部品を、現地で組み立てるKD方式を採用することで、需要変動への対応力向上と供給体制の強化を図る。
年間生産台数は5000台以上を見込み、「ハイラックス」や「フォーチュナー」などを組み立てる計画。
また豊田通商が持つ調達、物流、生産管理、販売、アフターサービスの機能を一体運営することで、部品調達から販売までをつなぐバリューチェーンを構築。現地での価格競争力の確保と安定供給体制確立により、ラオス市場での販売拡大を目指す。
同社はこれまでアジア、中東、アフリカで車両組立事業を展開しており、その知見をラオスにも展開する。現地では将来的に約150人を雇用する予定で、自動車産業の育成とともに、人材育成にも取り組む方針だ。
■新会社概要
会社名:Toyota Tsusho Manufacturing Laos Co., Ltd.(トヨタツウショウ マニュファクチャリング ラオス カンパニー・リミテッド)
所在地:Lot 142-144, 158-160, KM 22, Nonthong Village, Xaythany District、Vientiane Capital, Lao PDR
資本金:15.7百万米ドル(約24.6億円)
出資比率:豊田通商81%、トヨタラオス10%、ソクサイG 9%
事業内容:車両の組立事業
設立:2026年6月
生産開始予定:2028年4月
生産予定車種:トヨタ・ハイラックス、トヨタ・フォーチュナー
年間生産台数:5000台
