中部圏の青果卸売会社12社は6月1日、青果物の共同物流インフラ構築を目的とする「チームフレッシュロジ中部(TFL中部)」を設立した。本社は愛知県津島市。2027年6月以降の稼働開始を目指し、名古屋西流通センターを中核拠点とした共同物流体制の整備を進める。
新会社は、中部圏の青果流通を支える卸売会社が共同出資して設立したもので、物流の効率化やドライバー不足への対応、コールドチェーン強化などを通じて持続可能な青果物流の実現を目指す。
事業の柱は「共同輸配送・中継輸送」「共同荷受・物流システム化」「コールドチェーン機能強化」の3つ。
名古屋西流通センターを消費地ストックポイントとして活用し、これまで各市場へ個別に配送していた荷物の一部を集約することで積載効率を高める。また、遠隔産地から関東圏や関西圏へ中継輸送する仕組みも推進する。
センターでは共同荷受や検品、仕分けを実施するほか、トラック予約や入出荷管理などのシステム導入も検討。荷待ち時間の削減と作業効率向上を図る。さらに、同センターに整備される定温・冷蔵施設を活用し、青果物の鮮度維持や品質向上につながるコールドチェーン体制を強化する方針だ。
同社は共同物流インフラの運用を通じて「共同輸配送」や「中継輸送」を推進し、2030年度に5万750トンの集荷を目標に掲げる。トラック積載率の向上や環境負荷低減を進めるとともに、市場の枠を超えた青果物流モデルとして中部圏から全国への展開を目指す。
