飯野海運は6月22日、同社が開発したカーボンクレジット方法論が、米国カーボンクレジット認証機関Verraの「Verified Carbon Standard(VCS)プログラム」の承認を取得したことを発表した。
今回承認を受けたカーボンクレジット方法論「VM0053, Alternative Low-Carbon Fuels for Shipping, v1.0(船舶向け低炭素燃料)」は、スイスのGrütter Consulting AGの支援を経て開発したもの。
海運業における低炭素燃料の利用による温室効果ガス(GHG)排出削減量を定量化するとともに、カーボンクレジットの創出を可能にする。
この方法論は、「排出削減量の高精度かつ国際的に整合性のある算定手法の提供」「カーボンクレジットによる収益創出の可能性を含む、低炭素燃料導入のインセンティブ提供」「国際海事機関(IMO)をはじめとする国際的な脱炭素化の流れとの整合」といった点で海運業の脱炭素化の課題解決に寄与する。
具体的には、「グリーン水素およびe-水素」「グリーンアンモニアおよびe-アンモニア」「e-LNG、e-LPG、e-ディーゼル、e-メタノール等の合成燃料」といった低炭素燃料を使用するプロジェクトに適用される。
飯野海運はこの方法論の開発などを通じて、カーボン市場の発展に寄与するとともに、今後も国内外の関係機関との連携を強化し、海運業の脱炭素化および持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していくとしている。
