セイノースーパーエクスプレス(SSX)は6月25日、アートセッティングデリバリー(ASC)との提携を強化し、「大型宅配便」サービスを7月1日から開始すると発表した。
新サービスは、物流業界の人手不足や物流波動への対応を図るとともに、繁閑差を踏まえたリソースの最適化により、家具・家電など大型商品の輸送から開梱・設置、廃材回収までをワンストップで提供するもの。
背景には、EC市場の拡大による大型商品の配送需要増加がある。経済産業省の市場調査によると、BtoCのEC市場規模は2018年度比で2024年度に1.6倍へ拡大。生活雑貨、家具、インテリア分野でも同様に拡大傾向にあるという。
一方、物流業界では「2024年問題」に伴う労働時間規制やドライバー不足を背景に、ツーマン配送や設置業務のリソース確保が課題となっている。
こうした課題に対応するため、SSXの全国集荷ネットワークと法人顧客基盤、ASCの大型家財・家電配送および設置ノウハウを組み合わせ、持続可能な大型配送モデルの構築を目指す。
両社は2001年から西濃運輸とアート引越センターとして業務提携を進めてきた。2025年3月には提携範囲を拡大し、セイノーグループとアートグループ間で引越業務や大型商品の個人向け配送における連携を強化している。
今後は、同サービス開始を皮切りに両社は提携を強化し、輸送ネットワークと設置技術の融合をさらに進め、付加価値型物流サービスへ進化を図る方針だ。
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