セイノーHD傘下の九州西濃運輸と、冷凍・冷蔵輸送を主力とするエルスは6月26日、常温・冷蔵・冷凍の全温度帯をカバーする効率的な物流体制の構築に向け、九州西濃運輸が運営する博多駅前ビジネスセンターの共同利用を開始したと発表した。
九州西濃運輸は、輸送事業やロジスティクス事業を展開し、顧客の物流を総合的に支援している。2020年3月に開設した博多駅前ビジネスセンターは、博多駅近郊での営業活動や配送支援のサテライト拠点として活用されてきた。近年は冷凍・冷蔵輸送ニーズの高まりを受け、輸送力強化を検討していた。
一方、エルスは冷凍・冷蔵輸送を強みとし、九州一円をカバーする配送網を構築。博多駅周辺の飲食店向け配送効率向上のため、新たなサテライト拠点の設置を検討していた。
両社は、博多駅前に拠点を持つ九州西濃運輸と、冷凍・冷蔵輸送力を持つエルスの強みを組み合わせることで相乗効果が見込めると判断。博多駅前ビジネスセンター内の約6坪をエルスが賃借し、冷凍庫と冷蔵庫を各1台設置、博多駅周辺の飲食店向け配送拠点として運用する。
当面は両社がそれぞれ自社商品の配送を行うが、将来的には納品先に応じた混載輸送も視野に入れる。常温・冷蔵・冷凍の全温度帯をカバーする効率的な物流体制を構築し、配送効率向上と持続可能な物流の実現を目指す。
