JR貨物は6月15~22日、タイ王国~ラオス人民民主共和国間で、JR貨物として初めてとなる国境をまたぐ貨物鉄道輸送の試験輸送を実施した。
今回の試験輸送は、タイ国鉄・ラオス国鉄が運行する貨物列車を活用し、越境貨物鉄道輸送におけるオペレーションを検証したもの。
2021年9月にバンコク駐在員事務所を開設して以来、タイを起点とした海外事業の実現に向けて、現地関係者との連携強化や事業化の可能性検討に取り組んでいる。
試験輸送の輸送区間は、チョンブリ(タイ)~タナレーンドライポート(ラオス)駅間(約650km)の往復。
40ftコンテナ3本を輸送し、越境貨物鉄道輸送に必要となる実務、通関業務、輸送品質の維持、リードタイムなど、オペレーションの検証を行った。
現地日系フォワーダーとしてSANKYU-THAI、SIAM NISTRANS、NIPPON EXPRESS LOGISTICS(THAILAND)も協力した。
今後、試験で得られた知見を踏まえ、タイをはじめとした東南アジア諸国等における貨物鉄道輸送事業の検討を進めていく。
貨物駅や倉庫などを結節点とした、様々な輸送モードを組み合わせた総合物流サービスの可能性についても検討を進める。
JR貨物グループは貨物鉄道輸送を中心に、倉庫・トラック輸送・不動産事業などの幅広い事業を日本全国で展開。鉄道輸送は環境負荷低減につながる輸送モードとして国内外で期待が高まっていることから、荷主・物流事業者が利用しやすい鉄道輸送サービスを提供する事業展開の可能性を検討している。
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