ウェザーニューズは7月8日、AI搭載の航海気象サービス「SeaNavigator」のスマートフォンアプリの提供を開始したと発表した。AIS(船舶自動識別装置)のデータを活用して船舶の速度低下や漂流を自動検知し、プッシュ通知で陸上の運航管理者へ知らせることで、迅速な運航判断を支援する。
従来、船舶状況のモニタリングは、本船からのメール報告やデスクトップ画面で確認しており、荒天による突発的な速度変化に対し、出先などから迅速に状況を把握することが困難となっていた。このため情報把握や運航計画変更の判断にも時間を要していた。
新アプリは、陸上オペレーターが「いつでも、どこにいても」、ウェザーニューズとコミュニケーションでき、アラート通知による運航トラブルの迅速な検知と運航管理のワークフローの高度化を支援するもの。AISから運航トラブルを自動検知し、計画変更をプッシュ通知で迅速に行うことができるため、意思決定のスピードを大幅に向上する。
運用試験では、ルート変更提案から本船への指示までの時間を従来平均約24時間から約6時間へと約75%短縮したという。
また高解像度の風・波予測や海流、台風進路などの気象・海象情報をリアルタイムで確認できるほか、パソコン版「SeaNavigator」と自動同期し、チーム全体で運航状況を共有できる。
今後は、承認後の計画の船舶への自動送信や航路逸脱のアラートなど、プッシュ通知の機能をさらに充実させ、目的地・船速・到着予定時刻の変更をアプリから直接依頼できるリクエスト機能などの追加を計画している。
ウェザーニューズ/危険通知など法人向け熱中症対策支援サービスを今年も提供
