アビームコンサルティングは、改正物流効率化法により一定規模以上の荷主企業に選任が義務付けられた物流統括管理者(CLO)の活動支援サービスの提供を開始した。
診断サービスによる課題特定から、システム構想、中長期の物流改革、3PL選定のRFP支援や倉庫移転支援まで、構想策定から実行までを一貫して支援する。
多くの荷主企業において、積載率や荷待ち時間、物流コストなどの物流KPIが経営判断に十分反映されず、物流が「後から調整される対象」にとどまっているケースが少なくない。
また、販売・生産・物流の間でトレードオフが生じた際の意思決定ルールが明確でない場合、部門ごとの部分最適に陥りやすい。
アビームコンサルティングは、CLOが機能するためには、物流現場で発生している課題を単独の事象として捉えるのではなく、販売・生産・在庫計画との関係を構造的に可視化することが不可欠だとしている。そのうえで、物流を経営アジェンダとして位置づけ、サプライチェーン全体の意思決定に組み込む必要があるとしている。
「CLOのための経営診断」サービスでは、現場視察やヒアリングを通じて物流の実態を把握し、サプライチェーン全体の構造から課題の真因を特定する。戦略・設計・実行・管理の4つの観点からロジスティクスマネジメントの成熟度を評価し、課題の優先順位や打ち手の方向性を整理する。
需要変動や供給制約などを踏まえた、中長期的な物流レジリエンスの評価にも対応する。加えて、荷待ち時間や積載率の背景にある他部門との因果関係を構造的に可視化し、経営戦略との連動を踏まえたマネジメントのあり方まで評価対象とする。
■関連リンク
・第1回:物流を前提とする経営へ ― CLOが担う構造転換
・第2回:なぜ物流問題は解決できないのか ― 荷待ち・荷役長時間化とCLOの役割
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