佐川急便は7月10日、増加し続ける宅配便に対応するため、ラストワンマイルを担う軽自動車のEV化に取り組み、この春からスズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車の3社が共同開発したEVシステム搭載の軽EVを導入したことを発表した。今後、台数を順次拡大していく。
軽EVは走行音が静かなため、住宅地や夜間の配送でも街の静けさを守ることができる。休憩時にエアコンを稼働させたままでもエンジン音や揺れがないため、ドライバーが快適に休息を取りやすいという良さもある。
また、EVは発進や加速が滑らかで安定しているため走行中の揺れが少なく、荷室内で荷物が倒れたり、ぶつかり合ったりする「荷崩れ」のリスクを抑えられる。
さらには、EVは「走る蓄電池」の役割も持つ。災害時には大型車両が入れない地域へ、小回りが利く軽自動車の特徴を生かし電気を届けることができる。
佐川急便は脱炭素社会の実現に向けて環境対応車の導入に取り組んでいる。業界に先駆けて1990年代から導入を開始したCNG(天然ガス)トラックをはじめ、EVトラックやFCV(燃料電池)トラック、CO2の排出量が少ないハイブリッドトラックなど、その保有台数は現在2万台を超えているという。
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