神戸大学と川崎重工業は7月13日、神戸大学大学院に新たな学位プログラム「未来モビリティ共創プログラム」を創設し、研究開発・社会実装・高度人材育成を一体的に推進する「未来モビリティ共創開発拠点」を形成すると発表した。
同プログラムは、経済産業省が推進する「契約学科制度」を見据えた取り組みで、NEDOの「ディープテック・スタートアップ支援基金/科学とビジネスの近接化時代の大規模産学連携拠点形成事業」に採択された。製造・インフラ、災害対応、港湾・物流など、将来の労働力不足対応や国土強靭化の観点から社会実装ニーズの高い領域を対象に、四足歩行ロボットを中核プラットフォームとした未来モビリティの社会実装を目指す。
研究では、実世界の現場で認識・判断・行動する「フィジカルAI」技術を基盤として、災害対応やインフラ維持管理など過酷環境での重量物搬送・作業支援の実現に向けた研究開発を推進する。加えて、人とモビリティが協調する新しい運用モデルの構築を進め、社会実装に向けた技術体系の形成を図る計画。
また川崎重工および関係ステークホルダーが有する開発現場・実証フィールドを活用し、産業界の最前線で活躍するプロフェッショナルと大学研究者が一体となることで、研究・開発・事業化を横断的に推進できる高度専門人材を育成する。
プログラムは2028年4月に開設予定。神戸大学大学院横断教育プログラム「未来モビリティ開発コース」として、博士前期課程20人、博士後期課程4人(2030年度以降は8人)の学生を受け入れる。国内外の企業・研究機関でのインターンシップや、ジョージア工科大学など海外研究機関との連携も予定している。
両者は2035年までに100人規模の高度イノベーション人材の育成と、社会実装可能なモビリティの創出を目指すとともに、「契約学科制度」のモデルケースとなる産学連携の構築を進めるとしている。
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