川崎汽船は7月15日、日本郵船とMISC Berhad、China LNG Shipping(Holdings)の4社で組成したコンソーシアムが出資する合弁会社を通じて保有するカタール向け17万4000m3型新造LNG船「HALWAN(ハルワン)」の命名式を、7月14日に韓国のHD現代重工業で実施したと発表した。
本船は、カタールの国営エネルギー会社であるQatarEnergy向けに建造される新造LNG船全12隻のうち9隻目で、川崎汽船グループが船舶管理を担う3隻のうち2隻目となる。船名の「HALWAN」は、カタール国内の水源の呼称に由来する。
QatarEnergyは世界最大級のLNG生産者で、本船は世界各国へのLNG輸送に従事する予定。
新造船には、二元燃料低速ディーゼル機関「X-DF 2.1 iCER」と、船体の摩擦抵抗を低減する空気潤滑システム「Air Lubrication System」を採用し、温室効果ガス(GHG)排出量の削減と低燃費運航による環境負荷低減を図る。
川崎汽船は中期経営計画において、LNG輸送船事業を成長分野の一つと位置付けている。長期契約により収益基盤の安定化を図るとともに、拡大するエネルギー輸送需要への対応を通じて事業拡大を進める方針としている。
■新造船主要目
造船所:HD現代重工業(HD Hyundai Heavy Industries Co., Ltd.)
竣工時期:2026年7月(予定)
全長:約299m
型幅:46.4m
タンク形式・タンク容積:メンブレン型17万4000m3
推進機関:低圧式デュアルフューエルエンジン(X-DF、iCER搭載)
速力:19.5ノット
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