大和ハウス工業/「DPL大阪南港I」竣工で大阪エリア増強へ、需要増見据え展開加速

2026年07月15日/物流施設

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大和ハウス工業は7月15日、大阪市住之江区で開発を進めていた延床面積8.6万m2の冷凍冷蔵マルチテナント型物流施設「DPL大阪南港I」を竣工した。

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2026年07月14日
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施設外観

「DPL大阪南港I」は、昨今高まる冷凍冷蔵倉庫の需要に応える、全エリア冷凍冷蔵のマルチテナント型物流施設。

総投資額は580億円、延床面積は8万5799.68m2と、国内最大規模の延床面積を持つ冷凍冷蔵専用のマルチテナント型物流施設となる。

なお、竣工時点で10%が契約済み、20%が申し込み済みとなっている。

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冷蔵倉庫内観

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トラックバース

冷凍冷蔵倉庫は、前室に5℃~8℃設定の冷蔵倉庫、倉庫エリアに-25℃~0℃の冷凍庫を備える。屋外との温度差による結露を防止するため、冷凍区画との間に前室として冷蔵エリアを設けた形だ。

除湿器による徹底した湿度管理に加え、エア搬送ファンをトラックバース側に設置することで空気を対流させ、結露対策を強固にしている。

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冷凍倉庫内観

冷凍食品需要の高まりに伴うコールドチェーンの増強を目的としており、冷凍食品のほかに医薬品なども保管可能な冷凍冷蔵仕様としている。

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ランプウェイ

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非常用発電機・キュービクル式高圧受電設備

各フロアに直接トラックを付けられるバースを設置したランプウェイ方式を採用。

ランプウェイの中心部には、2台の受変電設備と非常用発電機を設置。これにより、災害時にも約20時間「消防設備」「エレベーター全数」「一部照明」「事務所の一部コンセント」に電力を供給する。

屋上の太陽光発電により、電力の消費を大きく抑えられる点もメリットだ。

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大和ハウス工業本店建築事業部の加藤一郎事業部長

竣工に伴う発表で、大和ハウス工業本店建築事業部の加藤一郎事業部長は「近畿、大阪において新名神高速道路の開通に伴い、住民が増えてきている。冷凍冷蔵需要の高まりを踏まえて竣工したDPL大阪南港Iが、地域の活性化に貢献することを期待している」と述べた。

また大和ハウスにおける、冷凍冷蔵倉庫に対する巨額投資をする思いについて問われると「冷凍冷蔵のニーズが高まっていることに加え、老朽化も進み置き換えるタイミングが来ている。世間の役に立てるべく、冷凍冷蔵倉庫を建てた次第。需要増に対してすぐに適切な対応ができるよう、今後も展開を進めていく」と語った。

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大和ハウス工業本店建築事業部の石田龍哉主任

続いて、大和ハウス工業による冷凍冷蔵倉庫の建設に至った経緯について、大和ハウス工業本店建築事業部の石田龍哉主任は「物流および冷凍冷蔵倉庫というものは、電気ガス水道に並ぶインフラと我々は考えている。冷凍食品需要の増加、建築支出の昨年比約30%ほどの上昇、既存施設の老朽化、といった業界の実状に対し、大和ハウス工業の創業者精神にのっとり、世間の役に立とうと動いた」とコメント。

契約・申込率の合計が30%であることに対する意見を聞かれると「正直なところ半分程度は行きたかったという思い。ただ中東情勢もあり、企業が即座に判断するのは難しい。当面は、今年中に満床を目指していきたい」と回答。

DPL大阪南港Iの充実した設備投資に関連した今後の展開について「今よりもスペックを落とすという選択肢はなかなか取れない。一方で、ユーザーニーズ的に不要となれば調整しても良いと考えている。そのバランスを見極めながら進めていきたい」と答えた。

また、ターゲットとなる事業者および製品について「冷凍食品はもちろん、役立つならば何でも利用してもらいたい。前例となる『DPL大阪舞洲』では、医薬品を扱った事例もある。危険物など扱えない製品もあるものの、利用できるものは半導体なども含め、広く使ってもらいたいと考えている」とした。

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建設中の「DPL大阪南港II」

同エリアでは、4階建て常温物流倉庫の「DPL大阪南港II」の建設も進んでおり、「DPL大阪南港I」に隣接。

大和ハウス工業は「DPL大阪南港I」と同時に隣接する土地を取得しており、需要の高い大阪の港湾エリアで、今後物流施設の展開を進めていく狙いだ。

■施設概要
名称:DPL大阪南港I
所在地:大阪府大阪市住之江区南港東1-8-10
交通:阪神高速4号湾岸線「南港中IC」より約1km(車で約2分)、「南南港IC」より約1.1km(車で約2分)、Osaka Metro南港ポートタウン線「南港口駅」より約100m
敷地面積:3万4372.20m2(1万397.59坪)
延床面積:8万5799.68m2(2万5954.40坪)
賃貸面積:6万5414.61m2(1万9832.84坪)
入居可能区画:1区画につき約6300m2から
用途地域:準工業地域
建物用途:倉庫・事務所(マルチテナント型倉庫 冷凍冷蔵)
構造・規模:FSRPC-B構法(※)、耐震構造・地上5階建て
床荷重・高さ:最大1.5t/m2、梁下有効高さ4m~6m
建築主:ディエイチ・ディベロップメントフォー(大和ハウス工業100%出資)
設計・施工:フジタ
着工日:2024年7月16日
竣工日:2026年7月15日
総事業費:約580億円
※大和ハウスグループのフジタが開発した、梁に鉄骨造、柱に鉄筋コンクリート造を採用した混合構造のこと。Fujita Steel plus Reinforced Precast Concrete ― Band plate methodの略称。

大和ハウス工業/国内最大級8.6万m2の冷凍冷蔵物流施設「DPL大阪南港I」竣工へ

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