大阪府に本社を置き物流事業を展開する千里カーゴサービスは7月9日、次世代を担う高校生・大学生に物流・運送業界の役割や魅力を直接伝える出張授業プロジェクトの第一弾として、大阪府トラック協会の協力のもと、早稲田大阪学園向陽台高等学校で冷凍トラックの試乗体験やドローン体験を盛り込んだ「物流の授業」を実施した。
千里カーゴサービスでは、未来を担う学生に対して、普段接する機会の少ない「物流の現場のリアル」や「最先端技術の活用」を体験してもらい、将来の職業選択の幅を広げてもらうことを目的に、「スクールキャラバン」プロジェクトを立ち上げた。
向陽台高等学校での授業では、現役ドライバーによる座学だけでなく、冷凍トラックの試乗体験、次世代物流として注目を集めるドローンの講義・操縦体験を組み合わせた五感で学ぶプログラムを実施した。
固本優副社長による運送業界の説明に続き、現役ドライバーが講師として登壇。日々の業務のやりがいや、社会を支える物流の重要性について、現場の生きた声を高校生に届けた。
その後、実際に稼働している3t冷凍車を使用し、普段は入ることのできない運転席への乗車や、冷凍食品を運ぶトラックの冷凍庫内の温度を体感した。
次世代の物流技術として期待されるドローンについては、専門の知識を持つスタッフが解説。生徒らは、操縦デモンストレーションや体験を通じ、最先端技術がもたらす物流の未来に触れた。
授業後は、多くの生徒から「物流が身近に感じられた」「トラックやドローンの体験が楽しかった」といった前向きな声が寄せられた。
また、実施後のアンケートでは、約7割の生徒が「将来の仕事の候補にしたい」と回答した一方で、「交通事故への不安」や「体力面での懸念」といった率直な声も寄せられた。
千里カーゴサービスはこうした意見を受け止め、業界が取り組んでいる安全対策やサポート体制についてさらに丁寧に伝えていくとしている。

