倒産/俳句専門出版社「文學の森」倒産、物流費などコスト上昇が収益圧迫

2026年07月17日/SCM・経営

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帝国データバンクは7月17日、福岡市中央区の文學の森が事業停止、自己破産申請の準備に入ったと発表した。

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事業停止時に同社が入居していたビル

同社は、2003年5月に設立された出版社。俳句を専門分野とし、自費出版による俳句集の刊行や月刊誌「月刊俳句界」の発行を主力事業としていた。自費出版では個人向けの俳句集制作を手がけ、定期購読者や全国の書店向けに雑誌販売も行っていた。記事編集は自社で行い、製本については地場印刷会社へ外注していた。

しかし、出版市場の縮小に加え、印刷費や物流費などのコスト上昇が収益を圧迫したほか、出版需要の伸び悩みや価格競争の影響も受け、売り上げは低迷していた。こうしたなか、直近2年間は約4000万円規模の損失を計上するなど、厳しい経営状況が続き、主力金融機関から運転資金の融資を受けられなくなったことで資金繰りが悪化。先行きの見通しが立たなくなり、事業を停止した。

5月1日までに事業を停止、中山栄治弁護士に事後処理が一任されている。負債は債権者約1070名に対し約2億円とみられるが、変動の可能性がある。

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