三菱食品は7月21日、IHI物流産業システム、Exotec Nihonと3社で自動化物流システムを草加FSDC(フードサービスディストリビューションセンター)に導入し、本格運用を開始したと発表した。
草加FSDCは業務用食材・資材卸売サービス専用の施設。常温エリアにExotecが開発した3次元高速ピッキングシステム「Skypod」を、冷凍エリアにIHI物流産業システムのケース自動倉庫「シャトル&サーバ」を導入した。
Skypodは、ロボットがラック内を自在に昇降してピッキングし、対象アイテムを作業者の手元まで搬送する「Goods to Person(GTP)」方式の倉庫自動化ソリューション。食品卸業界で導入されるのは国内初という。
草加FSDCでは常温の食材、酒類、資材などを取り扱い、作業者の歩行負担や商品探索にかかる時間を削減し、ピッキング作業の効率化と精度向上を目指す。
冷凍エリアでは、シャトル&サーバによって低温環境下における保管・出庫作業を自動化することで、作業負荷の軽減と省人化を図る。
草加FSDCは、三菱食品が展開する中小飲食店向け業務用食材・資材卸売サービス事業の3拠点目となる。
従来の拠点では、音声ピッキングシステムを導入し、庫内作業スタッフが音声ガイダンスに従って在庫保管エリアを移動しながら、約1万3000の商品を手作業でピッキングしていた。
労働力不足が深刻化していることや、働きやすい職場環境の整備が求められていることを背景に、「歩く」「探す」「寒い」「重い」という課題を解消しようと今回の機器導入に至った。
三菱食品は生産性向上や現場課題の解決にとどまらない中長期の取り組みとして、2040年においても競争力を維持できるよう、今後も次世代型物流センターの実現を目指していくという。
■導入概要
施設名:三菱食品草加FSDC(成田運輸埼玉FDセンター内)
所在地:埼玉県草加市青柳1-6-16
主な設備:3次元高速ピッキングシステム「Skypod」、ケース自動倉庫「シャトル&サーバ」
<Skypodの構成>
BIN数:約1万182BIN
ロボット台数:44台
ステーション数:3台
主な用途:常温の業務用食材、酒類、資材などのピッキング
<シャトル&サーバの構成>
レーン数:6レーン
ケース数:7488ケース
主な用途:業務用冷凍食品の保管・出庫
鈴与/川崎市内の物流センターに3次元高速ピッキングシステム「Skypod」導入


