ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は7月24日、東京流通センター内にショールーム「DMP東京ロボティクス・イノベーションセンター ショールーム」を開設した。
同社はアルゴリズム・ソフトウェアからハードウェア、エッジからクラウドに至るまで一貫したAIサービスを提供。
今回のショールームでは、これまで同社が開発してきた、ロボティクス向けのAIライセンス・製品などのほかに、フィジカルAIを実現する、高性能ビジョンAI半導体チップ「Di1」を活用したAMRも展示されている。
ショールームは、こうした最新の自動搬送ロボット、ドローン、エッジAIカメラなどのデモ、展示を通じて、顧客企業やパートナー企業の課題解決支援、実証実験やトレーニングの場を提供することを目的としている。
同社は従来、アミューズメント機器や携帯ゲーム機向けのグラフィックを処理するチップ(GPU)などを開発する一方で、AIの開発を進めており、2025年より本格的にフィジカルAIに参入。同年には、生成AIなどを処理できるエッジAIチップ「Di1」を発売した。
同社の製品は他社のAIと比較し、低消費・低コストで高いコストパフォーマンスを出すことに特化しており、即時に高速処理を要求されるドローンの制御や物流ロボットなどに適しているという。
これは、従来開発してきたGPUが携帯ゲーム機や、カメラ向けに「小型かつ単独で高速処理ができる」という特性を優先してきたことの延長線上にあるものだ。
同日に開催されたメディア向け発表会では、実際に物流ロボットが走行、荷物を運搬する様子が披露された。
DMPの山本達夫代表取締役会長兼社長は、「DMPは、設立以来培ってきたグラフィック技術を基盤に、現在は現実を動かすフィジカルAIの実装へ取り組みを進化させている。東京ロボティクス・イノベーションセンターは、その新たな挑戦を具体化し、顧客企業やパートナー企業とともに社会実装を加速させるための拠点。今後もこのセンターを通じて、次世代ロボティクスソリューションの価値を発信し、新たな付加価値創出に貢献していきたい」とコメント。
東京流通センター内にショールームを設置した理由について聞かれると「DMP東京ロボティクス・イノベーションセンター ショールームの目的である『課題解決支援』において、顧客となり得る企業に加えて、同業の開発を行っている企業が多く、相互に情報交換を狙えることが第一。アクセスも良い上、今後視野に入れている施設拡張においても、選択肢に入れられる」と答えた。
同施設の所長となったDMPの吉行功司マネージャーは、「今後はAMR・AGVを通して、日本国内における物流、製造へ展開していき、ハイエンドの生産性を上げることを目的としたい」としたほか、現状の課題について「日本国内は海外と比べてソフトが弱い現状がある。顧客のコスト意識にも応えられるような高性能の製品提供を進めていかなければならない」と語った。
高末/ドライバーが主役、自走型の安全活動「第27回運送安全大会」開催



