花王は7月23日、日経ビジネスが主催する「CLOオブザイヤー2026」で最高賞の大賞を受賞した。物流を重要な経営課題と位置づけ、経営視点での物流改革を進めるとともに、他社との連携による新たな取り組みを推進している点が評価された。
花王は2026年、SCM部門からロジスティクス部門を独立させ、経営との距離を縮めるとともに、販売部門との連携を強化。配送領域を含むサプライチェーン全体で物流改善を推進できる体制を構築した。また義務化に先駆けて物流統括管理者(CLO)を選任し、さまざまな課題への対応を進めるなど、物流を経営アジェンダとして位置づけている。
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物流拠点では、国内31拠点の再編を進めるほか、自動化設備の導入を推進。豊橋工場の次世代自動倉庫では、バース予約システム、自動倉庫、仕分けロボット、自動運転フォークリフトを組み合わせ、トラックの入庫から出庫までの工程を自動化した。これによりドライバーの拘束時間を、従来比約50%削減している。
さらに2026年4月には、三菱食品とともに、食品・日用品・医薬品・出版の9社による共同配送コンソーシアム「CODE」を発足。花王の物流データ利活用技術を活用し、業界の垣根を越えた共同配送の実現を図っている。あわせて異業種企業との幹線共同輸送にも取り組み、物流全体で効率化による持続可能な物流基盤の構築を目指している。
花王 執行役員ロジスティクス部門統括、物流統括管理者(CLO)の森信介氏は、今回の受賞について、「物流を経営課題と捉え、自動化や異業種連携など前例のない改革を進めてきた取り組みが評価されたことを誇りに思う」とコメント。今後もサステナブルな物流の構築に取り組むとしている。
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