三井不動産グループのmitaseru JAPAN(ミタセル・ジャパン)は7月30日、千葉県船橋市の三井不動産ロジスティクスパーク船橋(MFLP船橋)で、新たな商品製造・保管・配送拠点「mitaseru 船橋セントラルキッチン」を報道関係者に公開。施設の内覧や試食会、ライブキッチンパフォーマンスを実施し、プレミアム冷凍グルメ事業の拡大に向けた新たな供給体制を披露した。
同拠点は7月29日に竣工。セントラルキッチン機能と冷凍物流機能を備え、商品製造から保管、配送までを一体で運営する。利用者が多い首都圏向け配送の戦略拠点として位置付け、既存の大阪セントラルキッチンと合わせ、関東・関西の2拠点体制を構築することで、生産能力と物流機能の強化を図る。
mitaseru(ミタセル)は、名店のレシピをもとに専属シェフが商品を製造し、家庭向けに販売するプレミアム冷凍グルメサービス。2023年4月からサービスを開始し、冷食市場拡大を背景に売上は右肩上がり、2026年度は前期比200%超を見込む。参画店舗も57店舗112商品(2026年7月時点)に増加し、2030年には100店舗の参画を目指している。
船橋拠点の延床面積は約263m2、大阪拠点の約2.5倍の規模となる。加熱室で調理した料理は手作業でパッキングされ、最新の急速凍結機で冷凍、ケース単位で-25℃で冷凍保管される。注文に応じて商品を段ボールにピッキングし包装後、ヤマトクール便で発送するという流れだ。
配送面はヤマト運輸と連携し、船橋セントラルキッチンから首都圏の物流ターミナルへ直接輸送する体制を採用。これにより配送件数の増加へ対応し物流基盤を構築するとともに、自然災害や物流網の混乱時にも安定供給を維持できるBCP体制の強化につなげる。
mitaseru JAPANの松本大輝社長は、「大阪と船橋、2つの拠点によりさらなるサービス品質の向上と事業拡大を図る。配送の効率化へヤマト運輸との連携も強化していきたい」と意気込む。
ライブキッチンパフォーマンスでは、「三代目たいめいけん」の茂出木浩司オーナーシェフが、名物メニュー「タンポポオムライス」の調理を実演した。mitaseruで販売するチキンライスの上に焼きたてのオムレツをのせ、包丁で中央に切れ目を入れると、半熟の卵がふわりと開く演出を披露。店舗で味わうような出来立てのオムライスを、家庭でも手軽に再現できることをアピールした。
MFLP船橋が位置する南船橋エリアには、多くの商業施設やアリーナなどがある。街づくり型の施設開発を進める三井不動産としても、「mitaseru 船橋セントラルキッチン」は、物流施設を「保管する場所」から「製造・物流・サービスが融合する拠点」へと進化させる、新たな試みとなる。
■施設概要
名称:mitaseru 船橋セントラルキッチン
所在地:千葉県船橋市浜町2-4-3
敷地面積:約666m2
延床面積:約263m2
竣工:2026年7月29日
川崎汽船/ESG投資指数「FTSE4Good」など3指数の構成銘柄に継続選定





