トラスコ中山、IHI物流産業システム、Exotec Nihonの3社は8月4日、トラスコ中山の新物流センター「プラネット愛知」(愛知県北名古屋市)に導入した3次元高速ピッキングシステム「Skypod」が本格運用を開始したと発表した。
トラスコ中山は、プロツール(工場用副資材)の卸売企業として「即納こそ最大のサービス」を掲げ、在庫と物流を競争力の源泉として日本のモノづくりを支えている。
5月18日に稼働した「プラネット愛知」は、同社29か所目の物流センターで延床面積約8万9162m2と東京ドーム約2個分の規模を持ち、同社最大の物流拠点として整備された。
100万アイテム以上の在庫保有と、年間出荷金額約1000億円に対応可能な物流センターとして設計されている。
高い出荷能力を生かして全国へ商品を即納する出荷拠点としての役割を担い、将来的には在庫アイテム数を現在の63万アイテムから100万アイテム以上に拡大する計画。
「Skypod」は、Exotecが開発した倉庫自動化ソリューションで、ロボットがラック内を自在に昇降して商品を取り出し、対象アイテムを作業者の手元まで搬送する「Goods to Person(GTP)」方式を採用した3次元高速ピッキングシステム。
「プラネット愛知」では、工具・消耗品・安全用品など、多品種にわたるプロツールのピッキングに活用される。
作業者が倉庫内を移動しながら行っていた従来のピッキング作業に対し、Skypodの導入により商品を作業者のもとへ搬送することで、歩行負担や商品探索時間を大幅に削減。これにより、多品種・高頻度出荷が求められる工場用副資材物流で、ピッキング作業効率化と精度向上を実現し、トラスコ中山が強みとする即納体制のさらなる強化に貢献する。
トラスコ中山では、物流業界全体の人手不足や将来的な労働力確保も重要な課題となっている中、倉庫内作業の省人化・省力化と生産性向上を目的にSkypodを導入した。
商品を作業者のもとへ自動搬送することで歩行や探索作業を削減し、ピッキング効率の向上と高密度保管によるスペースの有効活用を実現でき、コンベヤーやクレーンなどの固定設備が不要で将来の物量増加に応じて増設ができる柔軟性も導入の決め手になったとしている。
■導入概要
施設名:トラスコ中山 プラネット愛知
所在地:愛知県北名古屋市沖村白弓1-1
「Skypod」構成:BIN数3万1975BIN、ロボット台数37台、ステーション数4台
主な用途:工具・消耗品・保管用品・安全用品などのプロツール/工場用副資材のピッキング
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