アパレル物流研究会は8月4日、新たにビームスと豊島が参画し、6社体制となったと発表した。あわせて下関港と東京港を起点とした共同輸送の実証結果を公表した。
研究会はアンドエスティHD、バロックジャパンリミテッド、TSIホールディングス、ユナイテッドアローズの4社で2023年10月に発足。ファッション業界共通の物流課題の解決や持続可能な物流モデルの構築を目指して活動している。
このほど新たにビームスと豊島が新たに参画し、6社体制となったことを明らかにし、アパレル・繊維業界など同業他社との垣根を超えた物流基盤構築へ、さらなる企業の参加を募っている。
また研究会では、港湾から物流センターまでの共同輸送実証を行い、その成果を公開した。今回の実証ではドライバー不足が深刻化する調達物流を対象に、下関港と東京港で共同輸送スキームを構築した。
下関港ルートでは、中国からの輸入貨物を集約し、横須賀港までフェリー輸送を組み合わせることで共同配送を実施。車両運行回数を4回から2回へ削減するとともに、ドライバー運行時間を約77%、CO2排出量を約37%削減した。リードタイムは従来と同等を維持した。
東京港ルートでは、港湾施設(CFS)で各社貨物を集約し共同輸送を実施。従来の個別輸送と比べ、ドライバー運行時間を約50%削減した。CO2排出量は現状と同水準だったが、今後は積載率向上により環境負荷低減を図るとしている。
研究会では、実証実験で得られた知見をもとに、今後共同輸送スキームのさらなる拡大を進める。
参加企業の募集も継続的に行っており、共同輸送ネットワークを広げることで、業界横断で持続可能な物流インフラの構築を目指す考えだ。
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