澁澤倉庫が8月7日に発表した2027年3月期第1四半期決算によると、売上高209億3000万円(前年同期比4.5%増)、営業利益11億9500万円(18.2%増)、経常利益18億1600万円(25.6%増)、親会社に帰属する当期純利益29億9800万円(65.0%増)となった。
同社は今期より、物流事業の業務区分の集計方法と名称を変更。従来は「倉庫業務」と「陸上運送業務」に区分していたものについて、両事業を一括して受託する案件が主流になったことを受け、包括的に受託する業務を「3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)業務」として再編している。これに伴い、従来の「陸上運送業務」からは「3PL業務」に統合された一部の業務に係る収益を控除している。
物流事業の売上高は、3PL業務105億6200万円(5.4%増)、港湾運送業務22億1300万円(8.7%増)、陸上運送業務42億9200万円(3.4%増)、国際輸送業務21億1100万円(0.3%増)、その他2億9200万円(1.1%増)。
3PL業務は、飲料関連の取り扱いを中心に好調に推移したほか、各拠点の稼働率向上や新規受託した一般医療機器の取り扱いが寄与した。また、諸コストの上昇に対しては、継続的な料金水準の適正化を推進したことで、増収確保とともに大幅な収益性改善を実現した。
港湾運送業務は、日用雑貨や輸入家電製品の荷捌き業務および船内荷役業務の取り扱いが増加。
陸上運送業務は、飲料関連の取り扱いやビル引越業務が好調に推移。また、ドライバー不足や労働時間規制への対応に伴う人件費や外注費のコスト上昇に対し、継続的な運賃水準の適正化を推し進めることで採算性の改善に努めた。
国際輸送業務は、輸入航空貨物が減少した一方で、家電製品の輸入海上貨物、ベトナム現地法人の取扱量が拡大したことから、全体では堅調に推移。また、輸出航空貨物において収益性の高い高価格帯貨物の取り扱いに注力したことで適正な採算水準を確保し、営業利益は大幅に改善している。
通期は、売上高900億円(12.9%増)、営業利益53億円(29.4%増)、経常利益60億円(23.5%増)、親会社に帰属する当期純利益72億円(13.7%増)を見込んでいる。
澁澤倉庫 決算/3月期の売上高1.4%増、営業利益12.2%減