アセンド/デジタコ実績と配車計画を照合、案件別採算を可視化する特許取得

2026年08月18日/IT・機器

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アセンドは8月18日、運送事業者向け基幹システム「ロジックス」において、運送案件ごとのコストや利益をリアルタイムに把握できる技術について、特許第2号を取得したと発表した。特許番号は第7892303号で、取得日は7月10日。

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特許の概要

「ロジックス」は、受注から配車、請求書発行まで運送事業者の業務を一気通貫でデジタル化するクラウド型業務ツール。配車業務を起点に、売上・利益の向上や経営管理を支援している。

今回の特許技術は、デジタコなどのデバイスから取得した実際の運行データと、「ロジックス」上で作成した配車計画を自動的に照合し、案件ごとのコスト情報として経営収支に反映できるもの。

運送業界では、ドライバー不足や高齢化に加え、燃料費など各種コストの上昇が続いており、各社の精緻な収支管理が課題となっている。アセンドは、自社を含む5社で今年6月に実施した運送会社への実態調査をふまえ、「案件単位で原価を把握することが運賃交渉力の向上につながる」とし、特許技術開発に至った。

同技術では、移動時間や移動距離などの運行実績を配車計画として設定した「計画値」と、デバイスから取得した「実績値」の両面で、データとして蓄積する。

これらの運行データに売上・コスト情報を組み合わせ、計画と実績の差異を突合することで、案件ごとの利益だけでなく、移動時間当たり・移動距離当たりの売上やコスト単価、計画との差異に基づく運行効率の評価が可能になる。

これにより経営者・管理者は、これまで担当者の手作業に委ねられていた計画と実績の突き合わせをシステム上で完結させ、現場の実態に基づいた収支データを基に運賃交渉や配車の見直しといった具体的な経営判断を早期に行えるという。アセンドでは案件ごとの採算と効率性を継続的に可視化することで、収益性の改善につなげたい考えだ。

同社は2026年3月から、サプライチェーンの戦略設計と物流手配を包括的に受託する4PL事業も展開しており、運送事業者向けの業務・経営支援からサプライチェーン全体の最適化まで事業領域を広げている。

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