商船三井は8月20日、フィリピンで運営する商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy(MMMA)」を、8月12日に金子恭之国土交通大臣が訪問したと発表した。
MMMAは、同社とフィリピンの船員配乗会社Magsaysay Maritime Corporationが共同で設立した4年制・全寮制の海事教育機関。2018年に開校し、航海科と機関科の学生を対象に、国際条約「STCW条約」に準拠した船員教育を行っている。
今回の訪問では、実際の本船と同じ構造で建造された訓練施設「Ship in Campus」やシミュレータ訓練室などを視察。航海科学生による操船訓練も見学し、実践的な教育プログラムについて理解を深めた。
金子大臣は、商船三井などが長年取り組んできた日本とフィリピンの海事人材育成について謝意を示したほか、学生とフィリピン人海事人材のキャリアについて意見交換した。またMMMAで学ぶ学生が将来、日本やグローバルの海運業界で活躍することへの期待も表明した。
フィリピンは世界有数の船員輩出国で、日本を含む世界の海上輸送を支えるフィリピン人船員は多いという。MMMAは、こうした海事人材の育成拠点として、これまで多くの卒業生を商船三井や海事業界に送り出してきた。
近年は女性の入学も増えている。2026年度は女性学生31人(航海科17人、機関科14人)が入学し、開校以来最多となった。2018年の開校以来、女性学生の累計入学者数は100人を超えている。
商船三井グループは今後も同校を通じ、海運業界を支える次世代の海事人材育成に取り組む方針だ。
商船三井/フィリピンで共同運営している商船大学で第3回卒業式典

