LNEWSは9月14日、オンラインセミナー「サプライチェーンDXサミット 2026 夏 ~データ活用とリスク管理で築く強靭なSCM~」を開催する。
物流・流通業界では少子高齢化に伴う人手不足が深刻化し、労働集約型の非効率な体制からの脱却が急務であり、こうした課題を乗り越えるための鍵が「データ活用」だ。製造・物流・流通の垣根を超えてデータを連携・可視化することで、市場の不確実性や急激な需要変化に即応できる体制を築くことが可能となる。
一方で、多拠点・多システム化に伴うサイバーリスクへの対応も企業の存続を左右する重大なテーマとなる。ランサムウェアなどによる物理的な物流網の停止リスクや、経済産業省「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」も見据え、取引先との信頼を確保し、レジリエンスを高める「リスク管理」の徹底が不可欠だ。
本セミナーでは、サプライチェーン上のさまざまな課題に対する具体的なアプローチと解決策について、有識者による業界展望やトップランナー企業による最新DX事例を通じて紹介するとともに、サプライチェーンDXを実現するための最新ソリューションを協賛企業の講演で紹介する。
■開催概要
日時:9月14日(月)13:00~17:10(予定)
参加費:無料(要事前申込)
主催:LNEWS、流通ニュース
共催:MONOist
対象者:荷主企業物流・SCM部門、物流事業者、倉庫・3PL、中小運送業者、大手総合物流、流通・小売業でデジタル化を推進するユーザー層
■講演概要(予定)
サプライチェーン横断的なサイバーセキュリティ確保の取組みの重要性と課題
国立大学法人 名古屋工業大学 大学院
社会工学専攻 教授 リスクマネジメントセンター 防災安全部門長
渡辺 研司 氏
≪概要≫
製造業のデジタル化の進展に伴いサイバー攻撃の影響が企業単体にとどまらず、サプライチェーン全体へ波及するリスクが高まっています。本講演では、サプライチェーン攻撃による被害を振り返りながら取引先を含めた横断的なセキュリティ確保の重要性について解説します。さらに、サプライチェーン強化に向けた共通の評価・対話基盤として注目されるSCS評価制度の概要と活用方法を紹介します。
売上成長と在庫削減を両立するSCMの取り組み
富士フイルム
メディカルシステム事業部 内視鏡システム部
藤田 譲司 氏
≪概要≫
富士フイルムの内視鏡事業は、グローバルに販売を拡大しながら売上を伸ばし、在庫削減にも取り組んできました。Maestro導入を起点に、WWの連結PSIの見える化、連結需給業務プロセスの構築、製造LT短縮を進め、需要の変化に追随するサプライチェーンへの変革を進めてきました。本講演では、その実践事例と、さらなる高度化に向けた今後の展望をご紹介します。
物流DXより先に設計すべきもの ― 経営と現場をつなぐ物流OSのつくり方
本田技研工業
サプライチェーン購買本部 SCM・間接材統括部 SCM管理室 主幹
永野 岳人 氏
≪概要≫
物流DXやリスク管理の成否を決めるのはツールではない。重要なのは、誰が・何を・どの基準で判断するのかという意思決定プロセスの設計である。本講演では、物流OSという考え方を通じて全社最適を実現する仕組みづくりを提言する。
荷待ち・荷役時間の見える化と分析を自動化|AIカメラで物流KPIを管理
i-PRO
マーケットデザイン パッケージ事業創出 シニアスペシャリスト
實川 遼大 氏
≪概要≫
「荷待ち時間を減らしたい」「物流KPIを正確に把握したい」こうした課題をAIカメラが解決します。本セミナーでは、AIカメラによるトラック滞在時間の自動集計と可視化、さらに滞留改善につながる現在開発中の分析レポート生成機能をご紹介します。物流効率化法への対応と、物流DXを加速するデータ活用のヒントをお届けします。
