安田倉庫とイデアロジーは8月25日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)主催の「2026年度ロジスティクス大賞」(第43回)にて、「現場革新奨励賞」を受賞したと発表した。
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受賞の対象となったのは、2社共同の取り組み「デジタルツイン×最適化シミュレーションによるメディカル物流変革」。これは、WMSの出荷データと連携することで、1パレットに複数の注文を集約する「マルチピック方式」を開発、実装したものだ。
この取り組みにより、従来は1注文につき1パレットとしていたため、倉庫内の搬送能力がひっ迫し、ドライバー待機の一因となっていた状況を解消し、より効率的な物流へとつなげることに成功。
創出した人的余力は医療機器メンテナンス等の高付加価値業務へ再配分し、物流品質向上と現場負荷軽減を両立。大規模な自動化機器を導入しないこの取り組みは、ハードウェア主導の自動化投資と比較して投資回収期間が大幅に短く、極めて資本効率の高いDXモデルであることが実証された。
<導入前後の比較>
| 指標 | 改善率 |
| 出荷作業の人時生産性 | 26%向上 |
| 倉庫内歩行距離 (1人1日あたり平均) |
24%削減 |
| トラックドライバー 平均待機時間 |
20%削減 |
| 現場作業スタッフ体制 | 20%省人化 |
JILSロジスティクス大賞ノミネート委員会および選考委員会は、現場データに基づく可視化・分析を通じて最適な業務プロセスを導き、人時生産性向上やドライバー待機時間削減などの具体的成果を実現した点、さらに大規模設備投資に依存せず物流品質向上と現場負荷軽減を両立した点を評価した。
安田倉庫は今後、このモデルの他拠点展開を検討しつつ、システム連携の高度化を進め、庫内効率化とドライバー待機時間の短縮を追求する。既存資産の稼働率を高めるこのアプローチは、資本効率と現場生産性を両立するDXモデルであることから、今後も持続可能な物流拠点づくりを推進していくとしている。
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