国土交通省は8月26日、トラック運送事業者と荷主企業を対象として3月に実施したアンケート結果を公表。実勢運賃水準として2024年3月に告示された「標準的運賃」と比較して、8割以上収受できた事業者は約35%にとどまっていることが分かった。
調査は、全日本トラック協会の会員事業者約1200社と、「ホワイト物流推進運動」で把握した荷主企業約200社を対象に実施した。
運賃交渉を行ったトラック事業者は約90%で、このうち荷主から一定の理解を得られた事業者は約78%だったことから、事業者全体のうち荷主から一定の理解を得られた事業者は約70%だった。
標準的運賃の課題についての問い(複数回答)では、有効回答数1097のうち752で最も多かったのが、「標準的運賃に強制力がない」。以下、「標準的運賃の水準が実勢運賃の水準の乖離(かいり)している」(回答数552)、「標準的運賃が自社の運行形態に対応していない」(107)などの順だった。
国交省は2020年4月に「標準的運賃」を告示。2024年3月には、燃料高騰分なども踏まえて運賃水準を平均8%引き上げるとともに、燃料サーチャージ制度を盛り込むなどした新たな「標準的運賃」を告示した。
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