安全産業は8月25日、ネパール人特定技能スタッフ1名が、運転免許試験場で大型自動車免許試験に合格したことを発表した。
同社は、物流業界でのドライバー不足問題に対し、特定技能制度を活用した外国人ドライバーの育成に取り組んでいる。
今回、送り出し機関であるHRCの協力のもと、ネパールから来日した特定技能スタッフ7名が大型免許取得に挑戦しており、そのうち1名が教習所に通うことなく初回で大型自動車免許試験に合格した。
同スタッフはこれまで庫内作業に従事していたが、8月下旬より指導員同乗によるドライバー研修を開始する。また、残る6名も10月の大型免許取得を目指すとしている。
なお、来日した7名は、いずれもネパールで大型自動車免許を取得した人材。同社では日本入国後だけでなく、ネパールにいる段階から日本の免許試験を想定した教育を実施してきた。
現地のドライビングスクールを借り、日本の運転免許試験場のコースを参考にした練習環境を整備。安全確認やコース走行など、日本の試験で求められるポイントを繰り返し練習してきた。その結果、今回1名が教習所を利用することなく、運転免許試験場での直接受験で大型免許の切替試験に合格したという。
同社の矢野建代表取締役は「物流業界の人材不足は、企業だけでなく社会全体の課題。免許取得をゴールとするのではなく、安全を最優先に、実際の物流現場で経験を積みながら一人前のドライバーへ成長してもらうことが重要。今後も安心・安全な輸送を支える人材育成に取り組み、ネパールから日本へ、そして日本からネパールへ、人材と想いをつなぐ架け橋となれるよう、取り組みを続けていく」とコメントした。
