三菱地所、九州旅客鉄道(JR九州)、住友倉庫が共同で埼玉県三郷市の三郷北部土地区画整理事業地内で開発を進めてきたマルチテナント型物流施設「ロジクロス三郷」が8月31日に竣工した。
JR九州にとっては初の首都圏における物流施設開発事業、また住友倉庫にとっては不動産事業としての物流施設開発への本格進出となる。
建物は地上5階建てのダブルランプ型で、延床面積は約13万5032m2になる。1階の一部区画はトラックバースを3面に設置することでトラックの同時接車台数を最大化し、トランスファーセンターなどの地域輸配送ニーズに対応する。
立地としては、「外環三郷西IC」より約2kmと、インターチェンジに至近。近傍の「三郷JCT」では首都高速道路、常磐自動車道、東京外環自動車道が結節しており、都心部への配送だけでなく関東一円の広域配送にも適している。
最寄りのJR武蔵野線「新三郷駅」からは施設付近までバスが運行しており、雇用を確保しやすい環境ともなっている。
また「ロジクロス三郷」は、危険物倉庫を併設。一般倉庫では保管ができない、アルコール・化粧品類や需要が拡大しているリチウムイオンバッテリー等、消防法上の危険物第4類相当が保管可能な倉庫を設け、入居企業の多様な保管ニーズに対応する。
このほか設備面では、入居企業向けの共用機能として5つの会議室と2つのWEB会議用ブースを設け、機能的な環境を用意した。異なるコンセプトのラウンジを3か所設け、従業員の働く場所や気分に合わせた快適な空間も提供。最上階の休憩室には屋上テラスを併設し、従業員がリフレッシュできるよう工夫している。
さらには、三郷市と「災害時等における一時避難施設としての使用に関する協定」を締結し、災害時には共用部の一部を避難者に開放する。
国産木材の活用やコーポレートPPAによる余剰電力の活用など、環境配慮の取り組みも進めている。
■施設概要
名称:ロジクロス三郷
所在地:埼玉県三郷市彦郷1-1-1
アクセス:東京外環自動車道「外環三郷西IC」より約2km、JR武蔵野線「新三郷駅」より約2.3km、東武バス「十街区」「彦郷小学校前」そば
用途:マルチテナント型物流施設
規模・構造:地上5階建て、ダブルランプ型、柱RC・梁S造、危険物倉庫併設
敷地面積:約5万4528m2(約1万6494坪)
延床面積:約13万5032m2(約4万847坪)
建築主:三郷デベロップメント特定目的会社※JR九州、住友倉庫、三菱地所の子会社
コンストラクションマネジメント:三菱地所設計
設計施工:東急建設
着工:2025年1月14日
竣工:2026年8月31日
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