パレット自動倉庫システム(AS/RS)の製造・販売を行うZS ROBOTICSは、天井高5.5mの倉庫に特化したカスタマイズソリューションの新製品を発表した。これにより、倉庫の運用効率を大幅に向上させ、日本の顧客に安全で使いやすく、信頼性の高い製品とサービスを継続的に提供する。
同製品は、ラック設計および構造の最適化により、天井の高さ5.5mの条件下で、従来のパレット4方向シャトル(4-Wayシャトル)方式では2段構成が一般的だった低層倉庫において、3段の自動化運用を実現。人手による3段積み保管に相当する高さを自動化システムで実現し、限られた空間内での保管密度向上を可能にする。
さらに、ZS ROBOTICSのパレット4方向シャトルと、1パレット分のスペースで稼働できる「シングルパレットリフター」を組み合わせることで、さらに省スペース化し、より柔軟で容易なオペレーションを実現できる。また、独自開発のスマートプラットフォーム「ZSmart」を採用することで、操作性をよりシンプルかつ利便性の高いものとしている。
現在、ZS ROBOTICSは日本国内において、自動車、日用品、食品・スーパーマーケットなど多岐にわたる業界で10件以上のプロジェクトを稼働中。これまでに4方向シャトルなど約80台の機器を投入しており、本州や九州などの各地域でサービスを提供する総倉庫面積は7565m2を超え、顧客に安全で使いやすいスマート倉庫ソリューションを提供している。
技術革新:天井高の制限に直結。5.5mの限界空間で保管容量を倍増
日本市場における既存倉庫の多くは、有効天井高が5.5m未満という制限を抱えている。従来の自動化ソリューションである2段ラックでは上部空間に大きな無駄が生じ、一方でスタッカークレーン方式は導入に制約があるため、どちらも倉庫の保管能力を最大限に引き出すことが困難だ。
この課題に対し、ZS ROBOTICSは天井高5.5mの建築制限下において、ラックの最下段(1段目)の高さをmm単位で圧縮(100mm以上削減)することに成功。これにより、3段の高密度保管を実現し、倉庫を拡張することなく、より多くの保管スペースを確保できる。
同時に、シングルパレットリフターの導入により、従来のソリューションと比較して1段あたり8パレット分のスペース削減が可能となり、3段構造では計24パレット分のスペースを削減できる。複数のリフターを組み合わせることで、倉庫全体の保管容量をさらに向上可能だ。
空間拡大だけではない:技術がもたらす高効率
倉庫の容量拡大と同時に、同社のソリューションは、「機器の稼働時間と耐環境性能」「群制御(マルチフリート)性能」「保守・運用効率」「構造摩耗の最適化」「コスト最適化」といった運用効率を向上させる。
コア機器である4方向シャトル「ZS ROBOTICS-H125」は、10~12時間の安定した連続稼働能力を備えるだけでなく、マイナス25℃のコールドチェーン(冷熱環境)下でも作業を継続でき、機器の停止による待機時間が発生することを回避。
スマートプラットフォーム「ZSmart」により、200台以上の機器による協調制御をサポート。高精度なタスク割り当てにより、人の介入を減らし、高効率なグループ作業を実現する。
また、機体全体のモジュール化率を90%にまで高め、一般的な基本トラブルの作業を5分以内に完了できるよう設計。メンテナンスの難易度とダウンタイムコストを劇的に引き下げている。
さらに20輪駆動設計を採用したことで、ラックレールの全体負荷を30%低減。レールの寿命を効果的に延ばし、長期的な運用の安定性に寄与する。
人件費が高騰し、人手不足が深刻な日本などの市場に向け、同社は「事前組み立て(プレアッセンブル)納品モード」を採用。リフターを例にあげると、設置作業の約70%を中国国内の自社工場で事前に完了させることで、従来の現地設置には3人で7日間を要していたところを、現地でわずか2人で1~2日あれば調整を完了できる。このモデルにより、プロジェクトの実施期間を大幅に短縮し、海外現地での施工人件費の削減につながる。
日本市場への適合:安全第一のローカライズ
地震環境を考慮し、同社はプロジェクトごとの耐震パラメータ要求に基づき、有限要素法(FEA)解析を通じてラック構造の耐震性能を検証。システムの安全かつ安定して運用できるようにする。
また、日本国内の部品倉庫をさらに拡張し、顧客の現地でのパーツ調達ニーズに対応。同社は、オンラインでの迅速な一次対応と現地へのタイムリーな駆けつけを含む標準SLAサービス、および最長10年間にわたる長期のアフターサービス保証を提供する。
国際物流総合展で3つのコア製品を世界初公開
2026年9月8日から11日まで開催される国際物流総合展(ブース:E7-W23)で、シングルパレットリフターと5.5m天井高密度保管の完全ソリューションを世界初公開する。また、4方向シャトル「ZS ROBOTICS-H125」はアジアで初の展示となる予定だ。
これに加えて、同社のソフトウェアシステム「ZSmartスマートプラットフォーム」も展示し、低天井倉庫向けの体系的なイノベーションを全面的に公開する。
■問い合わせ
MAIL:marketing@zsrobotics.com
MAIL:xieyulondon@gmail.com
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