横河電機は9月2日、フランスのコンテナ輸送管理SaaS(Software as a Service)を提供するBuyCo(バイコ)と販売代理店契約を締結したと発表した。
契約に基づき、バイコが開発したコンテナ輸送管理システム(TMS:Transportation Management System)を素材産業の企業を中心に提供し、プロセス産業での製造領域を支援してきた横河電機の知見も活用してサプライチェーン全体の最適化に向けた取り組みを進める。
化学を中心とした素材産業では、グローバルサプライチェーンの複雑化や地政学的リスクの高まり、環境規制強化が進む中、輸送コスト上昇や温室効果ガス排出量の管理・削減、需要変動への対応などが経営課題となっている。
しかし、これらの産業では、生産と物流はそれぞれで最適化が進む傾向にあり、危険物規制や多様な荷姿への対応も相まって、サプライチェーン全体を横断的に管理することが難しい。
バイコのコンテナ輸送管理プラットフォームは、海運業界での豊富な経験を基に開発されたSaaSで、世界で1万2000を超えるユーザに利用されている。
コンテナ輸送に関連するデータを一元的に管理し、輸送計画の立案やブッキング、進捗(しんちょく)の可視化、関係者間での情報共有を可能にする。
輸送する貨物の情報を基に船会社や輸送ルートの選定を支援し、出荷後もリアルタイムで輸送状況を追跡できる。
導入により、物流費や在庫の削減に加え、納期順守にも寄与。さらに貨物の品質が悪化するリスクを低減できるほか、CO2など温室効果ガス排出量の可視化や削減にも貢献する。
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