TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANは9月2日、アパレルブランド向けに、サプライチェーン管理と消費者へのトレーサビリティー情報提供を両立する小型デュアルRFIDタグを開発したと発表した。2026年度内の提供開始を目指す。
同製品は、長距離通信での一括読み取りに優れたUHF帯と、近距離通信で安全性に優れたNFCの2つの通信規格を統合したデュアルタイプのRFIDタグ。
UHF帯により物流や店舗におけるサプライチェーン管理を一括読み取りで効率化するとともに、購入後はNFCにより消費者のスマートフォンでトレーサビリティー情報が閲覧できるのが特徴だ。
近年、原材料調達から製造、流通、廃棄に至るライフサイクル全体を通じたトレーサビリティーの法制化が世界的に進んでおり、アパレル業界においても、事業者だけでなく消費者からサステナビリティ対応やサプライチェーンの透明性確保が求められている。
従来のアパレル向けUHF帯タグは、長距離一括読み取り式のため在庫管理やレジ業務を主目的としており、消費者が個人の端末で利用するのには適していなかった。
TOPPANは、こうした課題解決へUHF帯とNFCの両規格に対応した小型デュアルRFIDタグを開発。衣服の織ネーム(ブランドタグ)への実装技術に加え、洗濯や摩擦に耐えうる高い耐久性を実現する構造設計を確立した。
TOPPAN/小型・軽量RFIDリーダーに温度センサータグの読み取り機能を搭載
