クラウド型倉庫管理システム(WMS)の開発・提供を手掛けるシーネットは9月3日、万が一のシステム停止時にも物流業務を止めることなく継続するための備えとして、復旧までの業務をつなぐ保険型・待機系WMSサービス「ci.Himalayas/Standby(シーアイ・ヒマラヤ/スタンバイ)」を新たに提供開始すると発表した。
「ci.Himalayas/Standby」は、日常的に使用するメインWMSとは別に、非常時に利用するための標準Himalayas環境をあらかじめ待機させておくサービス。
メインWMSが利用できなくなった場合、あらかじめ蓄積されたデータを活用して待機環境へ切り替え、必要最低限の出荷業務を継続する。システム停止によってすべての出荷業務が止まってしまう状態を回避し、復旧まで必要な物流業務をつなぐ。
ただし、高度な機能を使うことなく、できるだけシンプルな方法で確実に物流業務を継続。「ci.Himalayas/Standby」では、ハンディターミナルや複雑なシステム連携を前提とせず、CSVデータの手動取り込みと、ピッキングリストや納品書などの帳票出力を中心としたシンプルな運用を採用している。
近年、自然災害の激甚化やサイバー攻撃、大規模なシステム障害などにより、物流拠点の機能が停止するリスクが高まっている。WMSの停止は食品や日用品などの出荷停止や配送遅延、販売機会の損失に直結し、物流の継続に大きな影響を及ぼすことから、システムの「復旧を待つ」のではなく、「復旧まで現場を動かす」視点で開発した。
待機系WMSは日常的に利用するシステムではないため、万が一の保険として継続的に保有しやすい料金体系にするという。
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