Cuebusは、パレット単位での「高密度保管」「高スループット」を実現する多階層立体自動倉庫システム「CUEBUS Pallet 200kg」を、今月中に販売開始すると発表した。
「CUEBUS Pallet 200kg」は、最大200kgの重量物搬送に対応し、現場ごとのレイアウトや天井高に合わせて柔軟に対応できる多階層構造を採用した次世代の自動保管・搬送システム。
Cuebusではこれまで、小型コンテナの柔軟な搬送・保管を行う「CUEBUS 75Lモデル」を展開してきたが、多くの製造・物流現場から「パレットやカゴ車など、現場で日常的に使っている大型資材をそのまま自動保管・搬送できないか」という要望が数多く寄せられていた。
「CUEBUS Pallet 200kg」は、最大200kgのパレット(1100×1100mmサイズ)搬送に対応。現場のレイアウトに応じてカスタマイズ可能な多階層の高密度自動倉庫(保管システム)として、パレットのほか、オプションのアタッチメントによりカゴ車やドーリー、ハンガーラックなど多様な荷姿に対応し、製造・物流現場の深刻なスペース不足と作業効率化の課題を解決する。
また、従来のシャトル式で積載物の仕分けや出荷順への並び替え(順立て)を行う場合、大量の搬送台車に加えて、コンベヤーやソーターなど複数の設備を連携させる大掛かりなシステムが必要だったが、「CUEBUS Pallet 200kg」はこれらの工程を単一システムで完結でき、導入ハードルと運用リスクを削減する。
さらに、AGVやAMRをはじめとする平面移動のみの搬送ロボットや一般的な平置き保管では、倉庫内の上部空間がデッドスペースとなり有効活用が困難だったが、「CUEBUS Pallet 200kg」では、現場の天井高やレイアウトに合わせて自由に設計できる多階層構造により、空間を最大限に活用する「高密度保管」を可能にする。
搬送台車のトレイは、モーター・バッテリーレスの万能搬送台車で、床面モジュール(タイル)側の充電不要のリニア駆動により、24時間ノンストップの高効率入出庫を実現。
従来のAGVやシャトル式自動倉庫のような充電待ち時間が一切発生せず、最高走行速度2.0m/s(時速7.2km)で複数トレイの同時移動が可能となり、出入庫のボトルネックを解消する。
固定レール上を走る従来のシャトル式自動倉庫は、同一ライン上で混雑や故障が発生した際に、ライン全体の停止や通過待ちが発生していたが、「CUEBUS Pallet 200kg」は、床(タイル)上で自在に走行経路を変更でき、搬送台車(トレイ)は混雑・故障箇所を自動的に回避して最適なルートを走行。
可動部品を徹底的に排除した低メンテナンス構造と合わせ、従来の自動倉庫が抱えていた停止時の多大なリスクから現場を解放する。
■システム全体の製品仕様
製品名:CUEBUS Pallet 200kg(キューバス パレット 200kg)
システム外形寸法/保管能力:現場のレイアウトや天井高に応じた多階層カスタマイズ設計
最高走行速度2.0m/s(7.2km/h)
駆動方式:リニアモーター駆動
発売時期:2026年9月
価格:システム構成により変動
Cuebus/リニアモーターユニットで1tの荷物100m自動搬送実験に成功

