国際物流総合展/人手不足背景に「自動化」機器など多様化、過去最大規模で開幕

2026年09月08日/IT・機器

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日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会など主催の「国際物流総合展2026」が9月8日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で始まった。会期は9月11日まで。

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参加者で埋め尽くされる会場

最新の物流システム機器や情報システム、サービスなど、ハードとソフトが一堂に会する展示会で、今回のテーマは「知恵と技術で、物流の未来を切り拓く」。

出展者数は565社・団体(3424ブース)、予定来場者数は4日間で8万5000人を見込んでおり、過去最大規模になる。

2024年問題を契機として人手不足があらためて課題視されるとともに、2030年には輸送能力が大幅に減少するとの国の予測もあり、各ブースでは、いかに現場のオペレーションを効率化するか、川上から川下まで見据えて全体を最適化するか、といった視点から「自動化」や「省人化」などをキーワードとした展示が行われた。

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ラピュタロボティクスのブース

ラピュタロボティクスは、「物流倉庫のEnd-to-Endソリューション」をテーマに展示。

代表的な4つの業務フローとして、自動フォークリフトによる自動倉庫への入庫から、ロボットアームによる自動補充、自動ピース(小物)ピッキング、ピッキングアシストロボットと自動倉庫の間のリレーピッキングまで通して見られるようにした。

現場に最適なソリューションを多様に組み合わせることで、業務フロー全体の最適化を支援する狙いだ。

<ROMSの次世代ケース自動倉庫「NINBUS」>

自動倉庫は、小型でスモールスタート可能なタイプが注目されている。ROMSは今回、ボット1台、棚1連の最小単位から導入できる次世代ケース自動倉庫「NINBUS(ニンバス)」を発表した。

自ら棚を昇降してケースを取り出すことができる3次元走行ボットが、そのまま地面を走行して入出庫ステーションまで商品を運ぶ。

天井が低い倉庫や変形地、狭小スペースにも配置でき、事業の成長に合わせて拡張していけるのも特長だ。

<三機工業の「棚レス自動倉庫システム」>

「大掛かりな設備は導入ハードルが高い」と悩む小規模事業者に向けて、三機工業は固定棚を必要としない「棚レス自動倉庫システム」を提案する。

保管ケースを7個(0~6段)ずつ積み上げ、その隙間をAGVが走行する構成で、固定式保管棚やスタッカークレーン用の走行レールなどの設置が要らない。AGVが上段のケースを持ち上げ、目的のケースを「だるま落とし」のように引き抜いて搬送する。

現地での据え付け工事は最短1日で完了し、最小約30m2のスペースから導入できる。

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ロボウェアにラインアップされたパレットシャトル

Gaussyは、物流ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」に新たにラインアップしたパレットシャトルなどを展示した。

DELIECN(デリセン)製のもので、薄型設計による高密度保管に加え、マイナス25℃の低温環境にも対応できるのが特長だ。

<200kgまで搬送できるリニア駆動の「CUEBUS Pallet 200kg」>

Cuebusは、パレットやカゴ車ごと「高密度保管」「高スループット」を実現する多階層立体自動倉庫システム「CUEBUS Pallet 200kg」を発表した。

最大200kgの重量物搬送に対応し、現場ごとのレイアウトや天井高に合わせて柔軟にタイルを組む多階層構造を採用した。

搬送台車のトレイはバッテリーとモーターの無い構造で、床面モジュール(タイル)側も充電不要のリニア駆動のため、冷凍環境でも稼働する。

冷凍食品メーカーなどから、物流センターの自動化を目指して引き合いがあるという。

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霞ヶ関キャピタルのブース

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「LOGI FLAG CHEMICAL TECH 綾瀬 I」イメージ

冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH」シリーズを開発する霞ヶ関キャピタルは、新たにドライや危険物の賃貸型自動倉庫を提案した。

中でも、神奈川県綾瀬市で着工し2027年8月竣工予定の「LOGI FLAG CHEMICAL TECH 綾瀬 I」は、合計5254パレット収容の危険物自動倉庫2棟と少量危険物倉庫2棟から成る大型施設。

近年、家庭で使用されるスプレー缶などもコンプライアンス意識の高まりを背景に危険物倉庫へ移管する動きが進んでいる。

在庫確保ニーズの高まりや、物流拠点の集約・効率化の面からも、危険物倉庫の需要が拡大しており、供給が不足していることから大型物件の開発に踏み切ったという。

<デバンニングロボット「RockyOne」>

深刻化する人手不足を背景に、XYZ Roboticsのブースでは、デバンニングロボット「RockyOne(ロッキーワン)」のデモンストレーションが注目を浴びた。

RockyOneは、物流施設でコンテナやトラックからの荷積み・荷おろしを自動化するロボット。自走式の本体とロボットアームを備え、画像認識機能とモーションプランニングにより荷役作業を無人で行う。コンパクトで狭い場所でも稼働するのが特長だ。

このほか会場では、「情報機器・ソフトウェア・AI」「包装・梱包」「物流業務支援」「3PL・コンサルティング」などの分野で展示ブースが並んだ。

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■「国際物流総合展2026」公式サイト
https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/

Cuebus/パレット単位での「高密度保管」「高スループット」多階層立体自動倉庫システムを今月発売

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