ZS ROBOTICS/5.5m既存倉庫で3段化・4方向シャトルを披露、国際物流総合展で

2026年09月17日/IT・機器

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パレット自動倉庫システム(AS/RS)の製造・販売を行うZS ROBOTICSは、9月8~11日に東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2026」での出展終了に伴い、展示内容について報告した。

今回の展示では、天井高5.5mの既存倉庫でも3段の高密度保管を可能にする「5.5m・3段ラックソリューション」を中心に、シングルパレット用垂直搬送機や「ZS-H125型4方向シャトル」などを披露した。

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5.5mの3段ラックソリューション

ZS ROBOTICSが提案したのは、倉庫を建て替えたり拡張したりすることなく、限られた空間を有効活用して保管能力を高めるソリューションだ。

日本の物流施設では、天井高が5.5m程度に制限された既存倉庫も多く、従来の自動倉庫では2段程度のラックしか設置できないケースがある。そこで同社は、ラックの構造を見直し、最下段の高さを100mm以上低くすることで、5.5mの高さでも3段のラックを配置できるようにした。

この3段化を支えるのが、今回展示した4方向シャトルとシングルパレット用垂直搬送機だ。

シングルパレット用垂直搬送機は、1パレット分のスペースだけで設置できるコンパクトな構造が特徴。従来のソリューションと比べて、各階層で8パレット分のスペースを削減でき、3段構造では合計24パレット分の空間を保管スペースとして活用できるという。

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H125型4方向シャトル

一方、「ZS-H125型4方向シャトル」は、ラック内を縦横に移動してパレットを搬送する機器。高さ125mmの薄型設計により、ラックの高さを抑えながら3段の高密度保管を実現する。10~12時間の連続稼働に対応し、マイナス25℃の環境でも使用できるため、コールドチェーン向けにも提案する。

また、業界初となる20輪駆動によって荷重を分散し、レールへの応力を30%低減。主要部品を個別に交換できるモジュール構造も採用し、メンテナンス時間の短縮を図っている。

システム面では、独自のインテリジェントプラットフォーム「ZSmart」を活用。200台以上の自動化機器を一元管理し、作業状況に応じて機器を自動で配車することで、人手による介入を減らす。

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安全充電キャビン

このほか、異常な高温を検知すると自動で密閉し、粉末消火装置で初期消火することで充電時の延焼リスクを最小限に抑える「安全充電キャビン」も展示した。

同社によると、日本国内ではすでに自動車、日用品、食品・スーパーマーケットなどの分野で10件以上のプロジェクトが稼働しており、4方向シャトル52台、垂直搬送機24台など、約80台のロボット機器を導入している。サポート対象となる倉庫の総面積は、本州や九州などを合わせて7565m2を超えるという。

日本市場での事業拡大に向け、同社は製品だけでなくサービス面のローカライズも進める。あらかじめ機器を組み立てた状態で納品することで、現地での設置作業を従来の「3名で7日間」から「2名で1~2日間」に短縮。さらに、日本国内での予備部品の保管、サービス体制の整備、耐震性の検証などにも取り組んでいる。

ZS ROBOTICSは2013年から倉庫自動化分野に取り組んでおり、10年以上の経験を生かして、日本の倉庫事情に合わせた自動化ソリューションの提供を進める考えだ。

今回の展示会では、こうした低天井倉庫への対応力を前面に打ち出した。今後も日本市場のニーズに合わせて製品とサービスのローカライズを進め、物流自動化事業を拡大していく。

■問い合わせ
MAIL:marketing@zsrobotics.com
MAIL:xieyulondon@gmail.com

国際物流総合展/人手不足背景に「自動化」機器など多様化、過去最大規模で開幕

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