郵船ロジスティクスは10月1日、グループの欧州法人Yusen Logistics Global Management (Europe)傘下でヘルスケア物流サービスを提供するMoviantoが、ドイツ・ウィースロッホに倉庫面積約3万m2の医薬品専用倉庫を開設し、ドイツ国内での保管能力を約2倍に拡大したと発表した。
Moviantoは、欧州地域での医薬品・医療機器輸送サービスを強化するため、ドイツ南西部のハイデルベルク近郊に位置するウィースロッホに、約3万m2の大型医薬品倉庫を開設した。
倉庫には、常温(15~25℃)、冷蔵(2~8℃)、冷凍(マイナス20℃、またはマイナス26℃)に加え、ワクチンなどの取り扱いで求められる超低温(マイナス80℃)に対応した4つの保管エリアを備える。
医薬品専用倉庫として、GDP認証(医薬品の適正流通に関する品質基準)に準拠。入庫から出庫まで、厳格な品質基準の下で医薬品や医療機器を取り扱う。
今後は、GMP認証(医薬品の製造管理および品質管理に関する基準)や、TAPA(製品の輸送・保管中の紛失・盗難を防ぐための国際的なセキュリティー基準)の「CLASS-A」認証の取得も予定している。認証取得後は、二次包装などの流通加工から品質管理まで、一貫した付加価値サービスの提供が可能になるとしている。
また、Yusen Logistics Global Management (Europe)傘下で、ヘルスケアに特化したラストマイル配送を提供するEurotranspharmaと連携し、ドイツをはじめとする欧州地域で、シームレスなヘルスケア物流サービスを提供する。
環境面では、LED照明の設置に加え、高効率なヒートポンプを利用した冷暖房システムの導入や雨水の再利用を通じて、エネルギーと資源の効率的な活用を推進する。
さらに、屋上に設置した太陽光発電設備により、拠点で想定される消費電力量を上回る年間3100MWhを発電する見込み。こうした環境性能が評価され、DGNB(ドイツの非営利団体による建築物の環境性能・持続可能性評価)認証で「Gold」を取得している。
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